ビッカース硬さ試験
ビッカース硬さ試験は、微小硬さ試験を含む幅広い用途に適しています。このページでは、ビッカース硬さ試験の詳細、実用的な使い方、およびビッカース用マイクロ硬さ試験機の一覧についてご説明いたします。
ビッカース硬さ試験の特長:
- 微小硬さ試験に最適
- 硬化層深さ測定、ジョミニー試験または溶接の硬さ試験にも使用可能
- 適合規格:ASTM E384、ISO 6507、JIS Z 2244
ビッカース硬さ試験の特長:
圧痕の測定値を正しく読み取るため、ビッカース硬さ試験の規格では、最小対角長さを 20 µm 以上と定めています。
例えば、CHD 測定値(以下参照)は、通常は使用されない HV0.2 以下となり、圧子は 20 µm 以下になります。
ビッカース試験方法の概要と一般的な用途については以下を参照してください。
限界硬さを判断する方法はいくつかあります。CHD 値を算出する方法はいくつかあります。その方法は、実施する硬化過程に合わせて選びます。最も一般的な算出方法を以下に示します。
1.浸炭または浸炭窒化部材(EN ISO 2639)
ジョミニー試験(一端焼入試験)は、鋼鉄の焼入性を判断するのに使用され、マイクロビッカース硬さ試験機として使用できます。
溶接の硬さ試験はビッカース硬さ試験の一種です。この硬さ試験の目的は、溶接部の強さの評価、特に熱影響を受ける領域(HAZ)を重視しています。溶接が必要強度を満たしているかいないかを評価するのにHAZ周辺の硬さの脆性を評価することが重要です。溶接の硬さ試験は、微小ビッカース硬さ試験機で実施できます
溶接の硬さ試験では、試料の端から溶接の上部まで一定の間隔でのパターンで連続した測定値が得られます。その後、硬さ推移をグラフ化できます。
ほとんどの品質管理工程において硬さ試験は 重要な役割を担っています。そのため、幅広い試験に対応できるよう、マイクロ領域を含む様々な微小試験機を含むビッカース硬さ試験機を取り揃えております。
ビッカース硬さ試験機メーカーとして、当社のすべてのユニバーサル、マクロ、微小硬さ試験機は、精度、使いやすさ、長期的な信頼性を重視して設計されています。